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パンダの保護
   


パンダは絶滅に瀕している動物であり、生きている化石とも呼ばれています。中国国家第1種類の重点保護動物です。主に四川省西北部、西部及び西南部に生息しているが、一部は甘肅省東南部から陜西省南部にかけての高山地帯にもいます。現在、野生パンダの生息数は約1,596頭以下に減少し、ワシントン条約でその売買が禁止されている稀少動物です。中国全土に生息していたジャイアントパンダは、古代300万年前からほとんど変わらない姿のままひっそりと絶滅へと向かっています。

絶滅危惧種ジャイアントパンダと遊んで学べる〜四川省ジャイアントパンダ保護区(Sichuan Giant Panda Sanctuaries)/中国・四川省開発によって森林面積が縮小したことから生活圏を失い、毛皮目的の乱獲でさらにその数を減らしたジャイアントパンダ。四川省パンダ生息地は今、世界遺産地をとして、臥龍自然保護区、四姑娘山、夾金山脈を含めています。総面積は約9245kuで、世界中の野生パンダの3割以上が生息している「パンダの聖地」で、熱帯雨林以外、植物の種類が最も豊かな区域の一つでもあります。2006年、ユネスコの世界自然遺産に登録されました。観光地として知られている「臥龍自然保護区」は1983年3月、国務院により認定された中国初の自然保護区で、総面積は約20万ヘクタール。四川省ブン川県南西にあります。

秦嶺山脈は、動植物だけでなく、金やニッケルといった鉱物資源も豊富な地域で、資源を求める人々の手によって開発が進められてきました。整備された道路はジャイアントパンダなどの野生動物の生息域を小さく分断し、動物たちは他の地域へ移動できなくなってしまいました。実際、森林伐採や狩猟などによって、ジャイアントパンダをはじめとする、貴重な野生生物は、減少が心配されています。

もう一つの、秦嶺山脈の自然を脅かす大きな脅威は、自然保護区以外の地域における商用木材の伐採や野生動物の密猟です。1988年に中国政府は、黄河の北部および長江南部の上流域にあたる秦嶺山脈での森林伐採を禁止しました。これによって、これまで木材の伐採によって生計を立ててきた人々は他の仕事を見つけなくてはならなくなりました。狩猟についても同じで、食料にしたり毛皮を売ったりするための密猟は跡を断ちません。もし、職を失った人々に新しい職が見つからなければ、人々は合法?違法に関わらず、生活の糧のために森の資源を採取するでしょう。昔から秦嶺山脈で暮らしてきた人々が今後どう生計を立ててゆくかが、今後の大きな課題の一つとなっています。

ジャイアントパンダの生息している森は、標高約1,300mから4,000m、チベット高原の東端に接する中国北部から南部にかけての山岳地帯に広がっています。その中でも、野生のジャイアントパンダが数多く生息している秦嶺山脈は、陝西省の古都西安の近くにあり、中国北部と南部の気候を併せ持っています。3000m級の山々がそびえ、北方からの乾いた寒風を遮る役割を果たす一方、緩やかな丘の広がる南部は温暖多雨で、変化に富む気候の恩恵を受け、貴重な動植物が数多く分布しています。

また、四川省から雲南省にかけて広がる山岳林も、ジャイアントパンダの重要な生息地です。ここには、臥龍自然保護区や王朗自然保護区を始め、ジャイアントパンダの生息と保護に重要な役割を果たしている、大規模な保護区が設立されており、保護活動の中心地域となっています。これらの、温帯と亜熱帯の気候をもつ中国の山林には、ニレや、クルミ、カエデ、トネリコなどが茂り、標高が高くなるにつれて、植生が常緑広葉樹や針葉樹へと変化します。カラマツやカバノキの林の下には、笹やシャクナゲといった低木が生い茂り、様々な種類のタケも群生しています。ジャイアントパンダは、このような多様な植生の中で生育するタケを食べて暮らしているのです。

ジャイアントパンダ以外の動物では、シジュウカラ、キバシリ、キジ、チメドリなどの鳥類や、オオサンショウウオ、中国が手厚く保護しているターキン、キンシコウなど、いずれも絶滅のおそれが指摘されている野生動物が、数多く生息しています。
ターキンは、金色の毛皮をまとった、ジャコウウシ属の大型草食獣です。通常群れで生活し、竹などを食料にしています。また、 キンシコウは美しい金色の毛皮が珍重されている体長60〜70cmの小型のサルで、大きな群れを作って生活しており、その数は多いときで600匹にものぼります。