成都パンダ繁殖基地は、成都市内から北へ約10q斧頭山にあります。1987年3月に着工、1990年にオ ープンした総合パンダ繁殖研究所。
一流のパンダ研究専門家及びパンダ繁殖設備を有し、工夫された造園方法で野生パンダの生活環境を再現し、パンダの発育に応じ成体区(大人)、亜成体区(半大人)、幼体飼育区を作りました。人工繁殖を促進し、パンダの数が当初の6頭から42頭に増え、国連環境保護プログラム機関(UNEP)から「グローバル500」に選ばれ、「中華緑科学技術金賞」「全国環境総合管理優秀工程賞」を受賞、「全国に科学を普及させる教育機関」として高い評価を受けました。
1993年、パンダ博物館及びサービスセンターを増設、パンダの保護を訴えるPR活動や繁殖研究の成果を展示。
現在5頭のパンダが「友好の大使」として成都パンダ繁育研究基地から海外の動物園へ送り出され、活躍中。
可愛いジャイアントパンダの他にレッサーパンダも抱っこして記念撮影ができます。夏、気温が摂氏30度を超えるとパンダは余り元気がないので、なるべく暑い時間帯の見学を避けましょう。
パンダ基地内はパンダが野生に近い状態で生活できるよう、自然を残して作られているため、非常に広大です。時間に余裕がないお客様は、シャトルカートのご利用をお勧めいたします。入り口付近の売店ではパンダのヌイグルミ等、いろいろなパンダグッズも売っています。
当パンダ繁殖基地の目的は二つあるそうです。第一はまずパンダの数を増やすこと。人工繁殖の手段を通じてできるだけパンダを人工繁殖して数を増やそうと努力してきています。最初この基地造る時はパンダ僅か6頭しかなかったそうで、今はもう28頭ぐらいに増やしたので、かなり成功したとは言えますね。第二は人工繁殖したパンダを自然に放すこと。これは中々難しいそうですね、このパンダ研究基地はもう数年間掛けて研究しましたけど、まだ成功の一例もないそうです。でもこれがこの研究所の最終的な目的だそうです。
成都パンダ繁育研究基地はかわいいパンダにとってのエデンとなっており、かつて環境の厳しい深山密林に生息したパンダは生存が危ぶまれ絶滅の危機が叫ばれていた状況下で、この絶滅に歯止めをかけるべく誕生した重要な施設といえます。また飼育係や各スタッフの努力や細心の注意により生まれたばかりの100g足らずのパンダの赤ちゃんを見事に100kgを超えるパンダに育てることができ、生命の育成をサポートするという奇跡を実現し続けています。このような人々と動物の絆が裏にあって初めて私たちは山の緑の中に見え隠れするパンダの大家族と触れ合うことができるのです。その姿は餌を食べているパンダ、寝ているパンダ、互いに戯れているパンダ、木登りをするパンダ、親子連れのパンダなど様々で、パンダならではの愛らしい仕草に感動させられます。またパンダの生息地の中には年中綺麗に花が咲く天鵝湖(スワンレイク)があり、たまに白鳥や黒鳥がのんびりと泳いでいるのを見ることができます。
また、このパンダのエデンと称される基地には他にも「パンダ病院」「パンダ厨房」「パンダ別荘」等の施設があり、パンダ保護活動を楽しく体験することができ、パンダの「美食」を作る過程も見ることもできます。成都パンダ繁育研究基地はパンダとの温かい触れ合いを通して、その生活を直に観察することのできる場所なのです。
成都パンダ繁殖基地
【入場時間】 8:00−17:00
【入 場 料 】 58元/人
成都パンダ繁殖基地の地図
成都パンダ繁殖基地の交通道路状況
成都パンダ繁殖基地の写真
成都パンダ繁殖基地のホテル
成都パンダ繁殖基地のツアー
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